2007-01-15

不二家事件で痛感した「内部統制」の限界

ITproのコラムより。企業のリスクマネジメントについて、記者が痛感させられたことが述べられています。この事件では、とりわけ内部統制の枠組みにおける「コンプライアンス」「統制環境」への意識欠如が見受けられる訳ですが、我々としてはこれを教訓とし、改めて内部統制の4つの目的、6つの要素について、自社に当てはめて俯瞰的に捉え直してみる必要があるかも知れません。

 「マスコミに発覚すれば雪印乳業の二の舞となることは避けられない」---。洋菓子に消費期限切れの牛乳を使っていたことが発覚し営業停止に追い込まれた不二家では、昨秋実施した社内調査の報告書にこんな内容が記述されていたという。問題発覚から公表まで2カ月もかかったことについて、同社の藤井林太郎社長は記者会見で「意識が及ばなかった」と釈明した。こうした不二家に関する一連の報道から、筆者は企業のリスクマネジメントについて、2つのことを痛感させられた。(「不二家事件で痛感した『内部統制』の限界」ITpro Enterprise 2007/1/15