2007-03-19

09年3月期から内部統制監査義務化 ―非公開化、上場維持、企業はざまで揺れ

今朝の日経産業新聞の記事より。

内部統制監査の導入などで「上場維持費用」は年々増える傾向にあり、上場が必要なのか悩むベンチャー企業が増えている、とのこと。

監査報酬は事業規模や従業員数と関係なく、目安は会計士一人が1日監査業務をすると10万円。したがって、3人で100日なら監査費用は3,000万円にも及ぶという。

内部統制監査が始まれば、監査費用が数年後には現在より数割高くなる可能性も高いため、「利点はあるが内部統制などでますます費用がかかる上場をとるか、それとも費用がかからず自由度の大きい未上場をとるか。両方の選択肢を吟味すべき時期に来ている。 」と締めくくられています。

詳細は紙面をご確認ください。

資金調達がしやすい、知名度が高まる、創業オーナーが資産形成できる――。企業が上場すれば多様な利点を享受できる。特にベンチャー企業はカネやヒトなど経営資源が乏しく、上場を通して厚くする例が多い。だが内部統制監査の導入などで「上場維持費用」は年々増える傾向だ。果たして上場が必要なのか、悩む企業が増えている。

(「09年3月期から内部統制監査義務化 ―非公開化、上場維持、企業はざまで揺れ」日経産業新聞 2007/3/9)