米企業内部統制ルール、導入費用が減少

今朝の日経金融新聞の記事より。

企業の財務責任者の業界団体である国際財務管理者協会（FEI）が実施した調査によると、米企業の内部統制ルールの導入費用は、06年は一企業あたり前年比23％減の290万ドルとなり、導入初年度の04年に比べると35％減ったとのこと。

調査ではさらに、ルールを導入した大企業のうち60％が投資家の信頼を回復したと回答、43％が決算書類がより正確になったと答えている。ただ、これらの効果に比べてコストが高すぎると答えた企業は全体の78％に上っている。前年より8ポイント減ったが、依然として高い水準。規模の小さい企業ほどコストがメリットより大きいと答える傾向があるという。

詳細は紙面をご確認ください。

米企業の内部統制ルールの導入費用が減少している。06年は一企業あたり前年比23％減の290万ドルとなり、導入初年度の04年に比べると35％減った。ただ、導入費用が高すぎると考える企業は全体の8割近くにのぼり、ルールの緩和要求は収まりそうにない。

（「米企業内部統制ルール、導入費用が減少 ―06年、FEI調べ、緩和要求根強く」日経金融新聞 2007/5/21）