日本公認会計士協会がパブリックコメントを公開

日本公認会計士協会から、金融庁に提出した実施基準案に対するパブリックコメントが公開されました。下記21点について意見が述べられています。パブリックコメントの提出期限から公開まで、なぜ１ヶ月も掛かったのかがよく分かりませんが…。

１．実施基準案の個別項目に対する意見
　（１）財務報告に係る内部統制の評価及び報告
　　①　重要な欠陥における質的な重要性の判断
　　②　僅少な重要性の判断
　　③　重要な事業拠点を選定する指標
　　④　持分法適用となる関連会社
　　⑤　持分法適用となる関連会社に対する評価の手続と重要な事業拠点の選定の関係の整理
　　⑥　全社的な内部統制の有効性判断とその評価の項目
　　⑦　全社的な内部統制が特に有効と判断される場合
　　⑧　全社的な内部統制に不備がある場合（ＩＴのアクセス制限）
　　⑨　決算・財務報告プロセス
　　⑩　重要な事業拠点に加え、個別に評価対象とする業務プロセス
　　⑪　見積りや経営者による予測を伴う重要な勘定科目に係る業務プロセスの明確化
　　⑫　挿入されている図の意味内容について
　　⑬　業務プロセスに係る内部統制の運用状況の評価の実施方法
　　⑭　評価範囲の制約
　（２）監査人による内部統制監査
　　①　内部統制監査業務と非監査証明業務の同時提供に関する制限
　　②　監査計画の策定
　　③　業務プロセスに係る内部統制の評価の検討
　　④　内部統制の重要な欠陥の報告と是正及び期末後の是正措置

２．記載内容の解釈について確認等
　（１）評価の対象とする関連会社の決定
　（２）用語の統一的使用
　　①　虚偽記載と虚偽表示
　（３）社内の規程類の整備と全社的な内部統制


日本公認会計士協会
・「財務報告に係る内部統制の評価及び監査に関する実施基準（公開草案）」に対する意見（日本公認会計士協会 2007/1/18）


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