2007-02-17

日本ユニシス、内部統制整備のアセスメント作業支援の評価フレーム発表

日本ユニシスが16日に発表した「日本版SOX法対応評価フレーム」では、経営者が内部統制の整備に当たって、評価する範囲の選定と内部統制の有効性の客観的な評価、「不備」のもたらす影響が「重要な欠陥」に該当するかどうかの判断、という一連の実務を支援する、とのこと。

日本ユニシスは2月16日、内部統制の整備が金融庁の発表した実施基準にのっとっているかどうかのアセスメント作業を支援する、「日本版SOX法対応評価フレーム」を発表した。同時に統制系アーキテクチャーのデータベース基盤である「ACEDAICOC(エースダイコック)」も発売を開始している。

「日本ユニシス、内部統制整備のアセスメント作業支援の評価フレーム発表」ITpro Enterprise 2007/2/16

この記事だけではよく分からなかったので、日本ユニシスのプレスリリースを見てみると…
日本版SOX法対応では、経営者が内部統制の有効性の判断に責任を持つために「階層的な証明の積み重ね(階層証明構造)」を構築する必要があり、米国版SOX法とは異なる対応が求められると思われます。そのため、日本ユニシスの「日本版SOX法対応評価フレーム」では、階層構造証明を実現するため以下の機能を実装する予定です。

・「命題」管理機能
・「評価(Assessment)」実施支援機能
・「判断(Evaluation)」基準登録/自動実施機能
・整備状況と運用状況の進捗に関するPDCAモニタリング機能
・評価と判断と是正に関するPDCAモニタリング機能

「日本版SOX法対応において、実施基準に沿った評価フレームを発表 ~金融機関の内部統制構築プロジェクトを強力サポート~」日本ユニシス 2007/2/16

金融機関向けシステムで実績のある日本ユニシスらしく、金融機関向けのソリューションということは分かったのですが、それ以上の具体的なイメージが浮かびません…。今後、機会があれば確認してみたいと思います。