2007-02-20

日本版SOX法に備えて「あせらない内部統制のススメ」

NTT Communications の法人顧客向けサイトより。

内部統制のスペシャリストである、牧野二郎弁護士への標記インタビュー記事が昨日より掲載されています。実施基準が公開されて、みなさんの企業でもJ-SOX法対応が本格化してきているかと思いますが、少し歩みを休め、「内部統制」の本質を今一度確認してみるのも良いのではないでしょうか。

以下、印象的だった言葉を引用します。

内部統制を自分の健康管理にたとえると非常にわかりやすい。自分の身体の場合、「体調が悪いな、なんか頭が痛いな」だけでは管理上不十分で、「いま頭が痛いのは血圧が下がっているからで、その原因は過労だ」とわかっていれば、「じゃあ、今日は車の運転をするのはやめておこう」といった的確な判断ができますね。常に血圧や脈拍が測られ、それがモニタリングされ、自分がいま何の薬を飲んでいるかといったことがわかっている企業でなくてはならないということです。企業がひとつのネットワークのように全体の情報を共有しながら、きっちりと動ける。神経系がちゃんと機能して、情報をコントロールして、適切な指示が出せる。そういう実感を持てるようになればいいと思いますね。

「日本版SOX法に備えて『あせらない内部統制のススメ』」NTT Communications 2007/2/19