企業の監査費用膨らむ、前3月期、14%増の6,100万円
一昨日の日本経済新聞朝刊の記事より。既に読まれた方も多いかとは思いますが、読まれていない方のためにご紹介します。
税務研究会が3月期決算企業を対象に実施した調査によると、監査法人に対する報酬総額は、東証一部のみならず、東証マザーズやジャスダックなど新興市場も上昇傾向にある、とのこと。具体的には以下のとおりです。2009年3月期から内部統制監査が始まりますが、その際には一体どの程度増加することになるのでしょうか・・・
■2006年3月期に会計監査人に支払った報酬総額の平均(カッコ内は前期比増加率)
・東証一部 6,100万円 (14%)
・東証二部 1,813万円 ( 4%)
・東証マザーズ 1,524万円 (18%)
・ジャスダック 1,564万円 ( 3%)
上場企業が支払う監査費用が増加している。東京証券取引所の一部上場企業が監査業務などで監査法人に対して支払った平均報酬額は、2006年3月期に6,100万円と前の期比14%増えた。不正会計が相次いで発覚したのを受け、監査法人が企業の決算の確認作業により多くの時間や人員を振り向けているためだ。会社法への対応や09年3月期から始まる内部統制監査で、企業が支払う報酬額は今後も増加が続きそうだ。
(「企業の監査費用膨らむ、前3月期、14%増の6,100万円」日本経済新聞 2007/3/10朝刊)