J-SOX監査人向け指針の草案公開、「スプレッド・シート統制」に言及
ITpro の記事より。
これまで、システム管理基準 や COBIT for SOX 2nd で若干触れられていたスプレッド・シート統制について、昨日、日本公認会計士協会が公開したJ-SOX法の監査人向け実務指針の草案でも言及されている、とのこと。
具体的には、監査指針の「業務プロセスにかかる内部統制の評価検討方法」というパートにおいて、決算・財務報告プロセスで評価すべき対象の1つとして取り上げられ、スプレッド・シートを利用している場合、(1)マクロや計算式などを検証していること、(2)マクロや計算式などの検証が適切になされていない場合、手計算で確かめるなどの代替手段がとられていること、(3)経理担当者のパソコンを利用している場合、アクセス制御やバックアップなどの対応について検証していること、などを求めているという。
詳細は下記リンク先(ITpro)をご参照ください。
日本公認会計士協会(JICPA)は7月18日、日本版SOX法(J-SOX)の監査人向け実務指針(ガイドライン)の草案を公開した。金融庁が2月15日に公表した日本版SOX法の実務指針「実施基準」(詳細は『内部統制.jp』を参照)には明記されていなかった、スプレッド・シート(表計算ソフト)の評価について言及したことが特徴だ。IT全般統制やIT業務処理統制についての言及もあるが、実施基準以上に詳細な記述はない。
(「J-SOX監査人向け指針の草案公開、『スプレッド・シート統制』に言及」ITpro 2007/7/18)