「COBIT for SOX 2nd」の日本語版は年末公開予定
IT統制を整備する際に参考となる「COBIT for SOX」2nd Editionの日本語版が、年末に公開する予定であることが報じられました。
COBITの最新版「COBIT version4」の日本語版は、年末にも公開される予定だ。同時に、「IT Control Objectives for Sarbanes-Oxley(COBIT for SOX )2nd Edition」の日本語版も登場する見込み。COBIT for SOXは、COBITの内容を「財務報告にかかる内部統制」の視点で抽出・整理し、米SOX法対応で必要とされるIT統制の目標を明らかにした文書である。
(「『ITマネジャにとってSOX法対応は悪い経験ではない』、ITGI Japanの設立イベントから」ITpro 2006/11/29)
「COBIT for SOX 2nd Edition」の主な改訂のポイントは以下のとおりです。
①「キー・コントロール」の解説およびガイダンス事例の追加
②トップダウン・リスクアプローチに基づいて、IT統制の評価範囲の方法を提示
③会計、税務などの業務処理統制のガイダンス事例を追加
④財務報告プロセスで利用される表計算ソフトの統制のガイダンス事例を追加
⑤SOX法対応プロジェクトの作業フェーズを前版の九つから、六つに簡素化
⑥米SOX法対応企業の経験を追加
現状入手できる日本語版は米国では1世代前の「COBIT for SOX 2004」となります。右側の リンク(法制度・指針) からダウンロード可能です。