内部統制で「×」となる会社は多い!?
J-SOX法においては「決算が重要」という大前提に立って「トップダウン」で対策に臨むことが提唱されていることから、会計監査が「○」でも内部統制監査が「×」となるケースが出てくる、という内容です。(「評価範囲の選定プロセスに潜む落とし穴」の続編記事です)
衝撃的なタイトルや内容もさることながら、記事の中で示される2つの「図」が秀逸です。トーマツ企業リスク研究所所長の久保惠一氏が執筆された記事ですが、本質を捉えてシンプルに表現された「図」は、描けそうでいて、そう簡単には描けないものです。こうした表現技法はコンサルタントとして見習いたいものです。
J-SOX法対策では、SOX法対策での「反省」を基にガイドラインが築かれつつある。それでも、内部統制が有効とならないケースは増えると見られている――。(ITmediaエンタープライズ 2006/12/8)