2007-01-31

これなら分かる!日本版SOX法と内部統制(最終回)

公認会計士の岩谷誠治氏が、とかく分かりづらい説明になりがちなJ-SOX法について、平易な言葉と図表により分かりやすく解説している BIZ+PLUS での連載企画です。以前にもご紹介しましたが、一昨日の第14回をもって半年間の連載を終えました。

最終回となった第14回は「文書化の手順~業務プロセス内部統制編~」というテーマで、いわゆる3点セットの作成方法や作成時の留意事項について述べています。例えば、「通常、RCMを作成する際には、各プロセスにおけるリスクを拾い出してから、それらリスクをアサーションに関連付けます。しかし、リスクを網羅的に拾い出すためには、その反対に考えていくのが効率的です。つまり、プロセスの局面ごとに、各アサーションを犯すような可能性があるかを考えながらリスクを拾いだしていくのです。このアプローチをとれば、たとえリスクの拾い漏れが生じたとしても、それはアサーションへの影響が低いものになりますから、財務諸表に与える影響も限定することができるのです。」など、みなさんの実務で役立つヒントもあるかと思います。ぜひご一読ください。

前回は、内部統制整備の中心となる文書化作業のうち「全社的な内部統制」の文書化手順について解説しました。連載の最終回となる今回は、「業務プロセスに係る内部統制」の文書化ついてご説明します。(「これなら分かる!日本版SOX法と内部統制『第14回 文書化の手順~業務プロセス内部統制編~』」BIZ+PLUS 2007/1/29

岩谷誠治氏のブログ(当連載企画の補足説明もあります)
会計意識 ビジネスプロセスと会計の接点を求めて

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