企業の「内部統制」、実行段階へ・診断へNPO
2007/2/6の日本経済新聞夕刊に気になる記事がありました。3日前の記事になりますが、ご存じない方も多いかと思うのでご紹介します。この記事によると、内部統制の実行状況をチェックするNPO法人「内部統制システム構築支援・検証機構」が今春にも誕生するとのこと。
法令順守や正確な決算書作成を目的とする「内部統制」が実行段階に入り、構築した制度が確実に機能するよう促す取り組みが企業内外で活発化してきた。内部統制の実行状況をチェックする特定非営利活動法人(NPO法人)が今春にも誕生。決算書作成を社内で監視する「公認内部監査人」の資格取得を目指す会社員らが急増している。
(「企業の『内部統制』、実行段階へ・診断へNPO」NIKKEI NET 2007/2/6)
以前、「NPOが内部統制の認定制度を開始、対象は非上場の中小企業」という記事をご紹介しましたが、こちらは「内部統制評価機構(ICAO)」という別のNPO法人で、内部統制の有効性の「認定」を目的としているようです。
何れにせよ、内部統制診断を行う機関としてのこうしたNPO法人の存在は、その料金の低さから、中堅・中小規模の会社にとっては朗報となりそうですね。