社長100人アンケート ~主な経営課題に「内部統制の強化」
日本経済新聞社がまとめた「社長100人アンケート」が日経産業新聞で公表されています。注目すべきは、「内部統制の強化」が今年の主な経営課題の3位となっていることです。金融商品取引法の施行で財務報告に関する内部統制への監査が始まることもあり、「営業・販売体制強化」や「研究開発体制の強化」を上回る関心の高さを見せています。
以下、今朝の日経産業新聞よりJ-SOX法に関連する内容を抜粋します。詳細は紙面をご確認ください。
Q20.貴社の2007年度の主な経営課題は何ですか。あてはまるものをすべてお選びください。
(1)主力事業での競争力向上やシェア拡大策 94.2
(2)将来の収益源となりうる新製品・サービスの開発や新規事業の立ち上げ 74.5
(3)研究開発体制の強化 51.1
(4)有能な若手人材の獲得 46.7
(5)団塊世代の技能や知識の継承 31.4
(6)余剰人員の削減 3.6
(7)財務体質の強化 42.3
(8)営業・販売体制の強化 56.2
(9)内部統制の強化 62.8
(10)不採算事業の撤退または立て直し 29.9
(11)製品の不具合発生を防ぐための安全対策 26.3
(12)その他 12.4
Q24.昨年5月の会社法施行を機に従来と比較して内部統制システム(法令順守体制)を強化しましたか。
(1)はい 92.8
(2)いいえ 3.6
無回答 3.6
Q24-1.Q24で(1)をお選びになった方におうかがいします。現時点までに強化した項目は何ですか。あてはまるものをすべてお選びください。
(1)取締役の職務執行にかかわる情報の保存・管理 37.8
(2)リスク管理規定の策定 66.1
(3)取締役の職務執行の効率性の確保 32.3
(4)従業員の職務執行が法令・定款に適合することの確保 59.8
(5)グループ会社の業務の適性の確保 55.9
(6)監査役が希望した場合、補助スタッフを与える 33.9
(7)補助スタッフの取締役からの独立性を確保する 29.9
(8)その他 29.9
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